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2026年1月7日

倉庫と物流の基礎知識完全ガイド|役割・種類・選び方のポイントなどを徹底解説

事業の売上は順調に伸びているのに、なぜかバックヤードはいつも逼迫している…。そのような場合は、「倉庫」と「物流」の仕組みを根本から見直すタイミングかもしれません。

この記事では、物流倉庫が担う基本的な役割から、温度帯・立地・機能といった多角的な種類分け、外部委託で失敗しないための業者選びの重要ポイントまで、網羅的にわかりやすく解説します。

これからの事業拡大を見据え、最適な物流戦略を構築するためのガイドブックとしてお役立てください。

倉庫と物流の基本|物流倉庫の役割とは

「物流倉庫」と聞くと、単に商品を保管しておく場所、というイメージが強いかもしれません。しかし、現代のビジネスを支える物流倉庫は、もっと多機能で戦略的な役割を担っています。商品がメーカーから入荷され、お客様の手元に届くまでには、数多くのプロセスが存在します。

この章では、物流倉庫が担う基本的な7つの役割を、業務フローに沿って詳しく見ていきましょう。


入荷・納品・入庫:チェック後は倉庫へ格納

物流のプロセスは、商品が倉庫に到着することから始まりますが、トラックが到着したからといってすぐに棚に並べられるわけではありません。「入荷」「納品」「入庫」という流れで進められます。

まず、トラックから荷物を下ろす作業が「入荷」です。次に、届いた荷物が発注データや納品書と合致しているか、個数や品番に間違いがないかを確認するのが「検収(納品チェック)」です。商品の破損や汚れがないかも簡易的にチェックします。

問題がなければ、倉庫内の所定の位置に商品を運び入れ、在庫としてシステムに計上します。これが「入庫」です。正確なデータを登録しないと、在庫管理すべてに狂いが生じるため、バーコードスキャンなどを活用した正確な作業が求められます。


保管|在庫管理まで

「保管」は物流倉庫の最も基本的な機能ですが、単に置いておくだけではありません。商品ごとの特性に合わせ、品質を劣化させない環境(温度・湿度・光など)で管理する必要があります。

また、重要なのが「在庫管理」です。「何が、どこに、いくつあるか」をリアルタイムで把握することは、販売機会の損失や過剰在庫を防ぐために欠かせません。

さらに、効率的な保管のためには「ロケーション管理」が重要です。出荷頻度の高い商品は出荷口の近くに、低い商品は奥に配置するなど、動線を意識した配置換えを定期的に行うことで、作業効率を最大化させています。


流通加工|タグ付け・セット用箱詰めなど

近年、物流倉庫の役割として重要度を増しているのが「流通加工」です。これは、商品に付加価値を与えるための加工作業全般を指します。

例えば、アパレル商品における「値札付け」や「検針」、輸入商品への「日本語ラベルの貼り付け」、キャンペーン時の「チラシの封入」、複数の商品を組み合わせる「ギフトセットの箱詰め(アッセンブリ)」などが挙げられます。

従来は生産工場や店舗で行っていたこれらの作業を物流倉庫内で一括して行うことで、リードタイムの短縮や輸送コストの削減、店頭業務の負担軽減が可能です。


ピッキング・仕分け|配送用に振り分ける

出荷指示(受注データ)に基づき、保管場所から商品を取り出す作業を「ピッキング」と呼びます。

ピッキングには大きく分けて2つの方法があります。

● 摘み取り方式(オーダーピッキング): 1件の注文ごとに倉庫内を回って商品を集める方法。多品種少量のEC通販などで一般的。

● 種まき方式(トータルピッキング): 複数の注文分をまとめて取り出した後、荷捌き場で配送先ごとに仕分ける方法。商品数が少なく、出荷量が多い場合に効率的。

ピッキングの正確さとスピードは、出荷件数の上限を左右する重要な工程です。


検品|出荷時に最終チェック

ピッキングされた商品と注文内容と一致しているかを最終確認するのが「出荷検品」です。

商品名、サイズ、カラー、数量はもちろん、賞味期限やロット番号の管理が必要な場合はそれらもチェックします。

最近では、ハンディターミナルで商品のバーコードを読み取り、システム上のデータと照合するデジタル検品が主流です。目視によるヒューマンエラーを限りなくゼロに近づけ、誤出荷によるクレームや返送コストの発生を未然に防ぎます。


包装・梱包|出荷用のパッキング

包装・梱包は、検品を終えた商品を、配送中の衝撃から守るために適切な資材で包む作業です。

ダンボールに入れるだけでなく、商品のサイズに合った箱を選定し、緩衝材を適切に詰めることで、輸送コストの無駄を省き、破損リスクを低減します。

また、ブランドロゴ入りの特注ダンボールや丁寧なラッピングは、顧客満足度を高め、リピーター獲得につながる重要なマーケティング施策の一つです。


出荷|届け先に荷物を配送

梱包が完了した荷物に送り状(伝票)を貼付し、配送業者(運送会社)へ引き渡すまでが「出荷」です。

方面別に荷物を仕分け、トラックへ積み込みます。出荷完了後は、荷物のお問い合わせ番号(追跡番号)を購入者へ通知するデータ処理も行われます。

この出荷の締め切り時間が遅いほど、消費者は「注文した翌日に届く」という利便性を享受できるため、物流倉庫の処理能力が問われるポイントです。

物流倉庫と物流センターとの違い

業務について調べていると、「物流倉庫」と「物流センター」という、よく似た言葉を目にすることがあります。この二つは現場では混同して使われることも多いですが、厳密にはその「主たる目的」と「機能」に明確な違いがあります。


物流倉庫

物流倉庫の主な目的は「保管」です。商品を長期間安全に保存し、必要な時に取り出せる状態にしておく機能を重視します。そのため、保管スペースの広さや、品質保持のための設備(温度管理など)が優先されます。なお、規模や業態によっては流通加工や出荷業務を行う場合もあります。


物流センター

物流センターの主な目的は「効率的な配送・流通」です。保管はあくまで一時的なものであり、入荷した商品をいかに素早く、効率よく仕分けて出荷するかに重点が置かれます。

クロスドッキング(入荷した商品を在庫せずそのまま出荷する手法)などの機能を持つ施設が多く、高度な自動仕分け機などやシステムが導入されているのが特徴です。

自社の課題が「在庫スペース不足」なのか、それとも「配送スピードの向上」なのかによって、選ぶべき施設の性質が異なります。

倉庫・物流の種類を比較|自社製品に最適なのはどれ?

ひとくちに倉庫といっても、その種類は多岐にわたります。自社の商材やビジネスモデルに最適な倉庫を選ぶためには、どのような分類があるのかを体系的に知っておくことが不可欠です。この章では、倉庫を以下の5つの視点から分類し、それぞれの特徴を詳しく解説します。


保管する温度帯による分類

商品の品質を維持するためには、適切な温度管理が命です。一般的に4つの温度帯に分類されます。

常温倉庫

常温倉庫は、特段の温度調整を行わない倉庫です。一般的に「ドライ」とも呼ばれます。

対象商材は、衣類、雑貨、家具、家電製品、紙製品、常温保存可能な飲料や缶詰などです。設備投資や光熱費が低く抑えられるため、保管コストは最も安価ですが、夏場の高温や冬場の結露には注意が必要です。空調設備がない場合でも換気システムなどは必要になります。

定温倉庫

定温倉庫は、特定の温度・湿度の範囲内に保たれるように管理された倉庫です。一般的には10℃〜20℃程度の範囲で管理されることが多く、極端な暑さや寒さを嫌う商品の保管に適しています。

主な対象商材は、ワイン、チョコレート、化粧品、医薬品、精密機器、米・穀物などです。常温倉庫よりもコストはかかりますが、カビや変質を防ぎ、商品価値を維持するためには欠かせません。

 冷蔵倉庫

冷蔵倉庫は、10℃以下で管理される倉庫です。「チルド」とも呼ばれます。

生鮮食品(野菜、果物、肉、魚)、乳製品、日配品、一部の化学薬品などが対象です。鮮度が命となる商材を扱うため、入荷から出荷までのスピードと厳密な温度管理が求められます。

 冷凍倉庫

冷凍倉庫は、-18℃以下で管理される倉庫です。「フローズン」と呼ばれます。

冷凍食品、アイスクリーム、冷凍の肉・魚介類などが対象です。一度溶けてしまうと品質が回復しないため、前室の完備や、厳格なコールドチェーンの維持が必要になります。運用コストは最も高いです。


倉庫の立地による分類

倉庫がどこにあるかは、配送コストとリードタイムに直結します。それぞれの立地ごとの特徴について見ていきましょう。

生産地近郊型

生産地近郊型は、工場やメーカーの近くに設置される倉庫です。

製造された商品をすぐに保管できるため、工場から倉庫への輸送コストを最小限に抑えられます。大量生産品の一次保管場所として機能し、ここから各地の消費地へ幹線輸送を行うハブとしての役割を担うことが多いです。

消費地近郊型

消費地近郊型は、大都市圏や住宅地の近くに設置される倉庫です。

届け先までの距離が短いため、配送コストを抑えられ、即日配送や翌日配送といった短納期を実現しやすいのがメリットです。消費者への直接配送を行うビジネスに適していますが、土地代や人件費が高くなりやすい傾向があります。

 港湾・空港隣接型

港湾・空港隣接型は、港や空港の近く、あるいは保税地域内に設置される倉庫です。
海外からの輸入品や、海外へ輸出する商品の拠点として利用されます。通関手続きをスムーズに行うための機能を併せ持つことが多く、コンテナの積み下ろしに適した設備が整っています。


運営形態による分類

運営形態による倉庫は、自家倉庫と営業倉庫の2種類があります。それぞれの特徴について見ていきましょう。

自家倉庫

自家倉庫は、自社で土地・建物を所有し、設備やシステム、スタッフも自社で賄う形態です。自社の業務に合わせて自由にレイアウトや運用ルールを構築できます。ノウハウが社内に蓄積するのがメリットですが、 建設や設備導入に多額の初期投資が必要な点がデメリットです。閑散期でも維持費や人件費といった固定費がかかり続けます。

 営業倉庫

営業倉庫は、倉庫業法に基づき登録を受けた事業者が、他社の荷物を預かるために運営する倉庫です。

必要なスペースや作業量に応じた従量課金(保管料・荷役料)で利用でき、コストを変動費化でき、プロのノウハウを活用できます。ただし、 自社専用ではないため、細かすぎる独自ルールの適用が難しい点は考慮すべきです。


機能による分類

物流業界では、施設の役割に応じてアルファベットの略称で分類されることが一般的です。それぞれの概要を簡単に見ていきます。

DC(Distribution Center)在庫型センター

DCは在庫として保管し、受注に応じてピッキング・出荷を行うセンターです。

一般的な「物流センター」のイメージに最も近く、小売業や卸売業、ECなどで広く利用されています。在庫を持つため、即納体制が取れる反面、在庫リスクの管理が必要です。

TC(Transfer Center)通過型センター

TCは、原則として在庫を持たず、入荷した商品をすぐに仕分け、積み替えて出荷するセンターです。

「クロスドッキング」とも呼ばれます。コンビニやスーパーへの配送など、多頻度小口配送が必要な業態で利用されます。在庫スペースが不要なためセンターの回転率は高いですが、入荷と出荷のタイミングを緻密に同期させる高度なオペレーションが必要です。

PDC(Process Distribution Center)加工・在庫型センター

PDCは、DC(在庫機能)に、高度な流通加工の機能を付加したセンターです。
生鮮食品のパック詰め、食肉のカット、アパレルの補修・裾上げ、部品の組み立てなど、工場に近い機能を持たせることで、リードタイムの短縮と付加価値の向上を図ります。

PC(Process Center)加工型センター

PCは、流通加工に特化したセンターです。在庫機能や配送機能よりも、加工・組み立て・包装などの作業を専門に行います。スーパーマーケットのお惣菜調理や鮮魚加工を一括で行う施設などがこれに当たります。

FC(Fulfillment Center)注文・加工・在庫型センター

FCは、主にEC業界で使われる用語で、Amazonの倉庫などが挙げられます。
受注や決済確認、在庫管理やピッキング、梱包や出荷、返品対応やコールセンター機能まで、ECのバックヤード業務全般を一括して担う拠点です。


用途による分類

用途別の分類について、それぞれの特徴を見ていきましょう。

一般倉庫

一般倉庫は、常温で保管できる一般的な物品を扱う倉庫です。建屋型の倉庫だけでなく、野積み倉庫なども含まれます。日用品、家電、建材など幅広い商材に対応。

冷蔵・冷凍倉庫

冷蔵倉庫は10℃以下、冷凍倉庫は-18℃以下で保管する倉庫です。食品衛生法などの規制に対応した設備が必要になります。

危険物倉庫

危険物倉庫は、消防法で定められた「危険物(引火性液体、可燃性固体、火薬類など)」を保管するための特殊な倉庫です。化学薬品、塗料、アルコール類、リチウムイオン電池などの保管に利用されます。

保税倉庫

保税倉庫は、外国から輸入された貨物について、関税が支払われる前の状態で一時的に保管できる倉庫です。

ここで通関手続きを行ったり、関税を払わずに加工・再輸出したりすることが可能です。

自動化倉庫

自動化倉庫は、コンピュータ制御されたスタッカークレーンや搬送システムにより、荷物の入出庫を自動化した倉庫です。

高層ラックを使用することで土地の利用効率を最大化し、省人化と24時間稼働を実現します。

貯蔵槽倉庫

貯蔵槽倉庫は、サイロやタンクにて、粉体(小麦粉・飼料)や液体(石油・ガス・薬品)をバラ(バルク)状態で保管する倉庫です。

水面倉庫

水面倉庫は、木材(原木)など、水に浮かべて保管するほうが乾燥やひび割れを防げる物品のために、水面を保管場所として利用する形態です。

トランクルーム

トランクルームは、個人や企業の家財、書類、衣類などを寄託契約ではなく「スペース貸し」に近い形で保管するサービスです。倉庫業法に基づくものと、不動産賃貸借契約に基づくものがあります。

倉庫・物流の委託で失敗しない!信頼できる業者の選び方6つのポイント

物流業務の外部委託は、事業成長を加速させる有効な手段です。しかし、パートナーとなる業者選びを間違えると、コスト増大や顧客からのクレームといった深刻な事態を招きかねません。

この章では、委託先の選定で外せない6つのチェックポイントを具体的に解説します。このポイントを押さえることで、失敗のリスクを軽減しましょう。


1. 立地を確認する

「倉庫の賃料が安いから」という理由だけで、地方の不便な立地を選んでしまうのは危険です。

物流コストの構成比で最も大きな割合を占めるのは、実は「保管料」ではなく「配送料(運賃)」です。

以下の点を踏まえて、総合的に判断し、トータルコストとサービスレベルのバランスが良い立地を選びましょう。

● 顧客エリアに近いか

● 輸入商材の場合、港からのアクセスは良いか

● トラックの出入りや、作業員の確保がしやすい場所か


2.自社商品に適しているか確認する

倉庫会社にはそれぞれ「得意分野」があります。

アパレルが得意な倉庫、食品が得意な倉庫、大型家具が得意な倉庫、精密機器が得意な倉庫などです。自社の商品特性にマッチしない倉庫を選ぶと、作業効率が悪くなるだけでなく、商品事故のリスクが高まります。


3.現場の対応力と柔軟性を見極める

ビジネスには、セール時期の出荷急増や、お中元・お歳暮シーズンの繁忙期、あるいは急なセット組み作業の発生による変化があります。

イレギュラーな事態に対し、どの程度柔軟に対応してくれるかを確認しましょう。契約前のヒアリング段階で、具体的な想定ケースをぶつけて反応を見ることが大切です。


4 サービス体制とコミュニケーションの円滑さを見極める

物流アウトソーシングの成功の鍵は、業者との「パートナーシップ」にあります。

専任の担当者がつくのか、それとも毎回違う人が対応するのかによって、コミュニケーションの質は大きく変わります。

単なる「下請け」ではなく、一緒に物流課題を解決してくれる会社を選びましょう。


5. 料金体系と見積もりの内訳を明確にする

見積もりを見る際は、総額だけでなく内訳を細かくチェックする必要があります。

物流料金は複雑になりがちです。以下は主な料金体系に含まれる内容です。

● 保管料

● 入庫料・出庫料

● 配送料

● 付帯作業料

特に「安すぎる見積もり」には注意が必要です。後から「緊急対応費」などの名目で追加請求が発生したり、サービスの質が著しく低かったりする可能性があります。


6. 倉庫管理システムの有無と連携性を確認する

現代の物流において、WMS(倉庫管理システム)の有無は必須条件です。

さらに重要なのは、自社の受注システムと、倉庫側のWMSがスムーズに連携できるかどうかです。

システム連携がうまくいかないと、手作業でのデータ加工が発生し、ミスの温床となります。ITリテラシーの高さも重要な選定基準です。

物流倉庫を活用するメリット

物流業務を外部の専門業者に委託することには、コストがかかる以上のメリットがあります。日々の煩雑な作業から解放されるだけでなく、経営視点で見ても利点は多いです。

この章では、物流倉庫を活用することで得られる5つの主要なメリットを解説します。


コストの削減につながる

自社で物流を行う場合、倉庫の賃料、設備投資、トラックの維持費、スタッフの人件費といった「固定費」が常にかかります。売上が少ない時期でもこれらのコストは減りません。

一方、物流倉庫に委託すれば、保管した荷物の量や出荷した件数に応じた「変動費」としてコストを計上できます。損益分岐点を下げ、事業のリスクの軽減が可能です。

また、配送ボリュームの多い倉庫会社が持つ「特約運賃」を利用できるため、1件あたりの配送料が自社契約よりも安くなるケースも多いでしょう。


作業ミスを削減できる

物流倉庫会社は、正確な作業を行うためのプロフェッショナルです。

ハンディターミナルやバーコード管理システム(WMS)を導入し、システムによるチェック体制を構築しています。これにより、人の記憶や目視に頼った作業で起こりがちな「商品の取り間違い」「個数不足」「宛先間違い」といったミスを削減できます。


業務の効率化が図れる

物流のプロに任せることで、リードタイム(注文から納品までの時間)を短縮できます。

倉庫会社は効率的な動線設計や人員配置のノウハウを持っているため、大量の注文が入ってもスピーディーに処理が可能です。また、最新の自動梱包機などを活用することで、手作業よりも圧倒的に早い速度で出荷作業を完了できます。


自社のリソースをコア業務に充てられる

経営者や社員が、日々の梱包作業や在庫の整理に追われていては、肝心の「商品開発」や「マーケティング」「販路拡大」といった、売上を作るためのコア業務に時間を割けません。

物流というノンコア業務をアウトソーシングすることで、社内の人的リソースを、企業の成長に直結する戦略的な業務に集中させることができます。


顧客満足度が向上する

「注文したらすぐに届く」「丁寧に梱包されている」「問い合わせ番号がすぐに通知される」。これらは現代の消費者にとって当たり前のサービスレベルです。

物流倉庫を活用することで、土日祝日の出荷や、遅い時間までの当日出荷対応が可能になれば、顧客の利便性は大きく向上します。この物流品質の向上は、そのままショップのレビュー評価やリピート率の向上に直結します。

物流倉庫を活用する際の注意点

多くのメリットがある一方で、外部委託にはいくつかのデメリットや注意点も存在します。契約後に後悔しないよう、あらかじめリスクを理解しておくことが大切です。


物流に関するノウハウを蓄積できない

業務を丸投げしてしまうと、社内に「商品の梱包方法」「在庫管理のコツ」「トラブル対応の手順」といった物流ノウハウが蓄積されません。将来的に自社物流に戻そうとした際や、担当者が変わった際に、ブラックボックス化してしまうリスクがあります。

定例ミーティングなどで倉庫側と密に情報共有を行い、運用フローを把握しておく努力が必要です。


出荷サービスの質が物流倉庫会社の質に左右される

お客様にとって、商品が届けばそれが「自社からの荷物」であり、どこの倉庫会社が作業したかは関係ありません。
委託先の作業が雑で、箱が潰れていたり、梱包が汚かったりすれば、それはそのまま「会社の評価」として認識されます。委託先の品質管理体制やスタッフの教育レベルは、自社のブランドイメージに直結することを肝に銘じることが大切です。


細かいカスタマイズはしにくい

物流倉庫は、効率化のために作業を標準化・マニュアル化しています。

そのため、「このお客様だけには直筆の手紙を入れたい」「商品ごとに梱包の仕方を変えたい」といった、個別化された要望には対応できないか、対応できても高額な追加料金がかかる場合があります。


情報伝達速度が遅くなる

自社倉庫なら、商品を見て傷があればすぐに確認できますが、外部倉庫の場合は現物が手元にありません。
商品の状態確認や在庫の不整合が発生した際、電話やメールでの確認が必要となり、解決までにタイムラグが生じることがあります。リアルタイムで情報を共有できるシステムの導入が重要です。


イレギュラーな注文は高くつく

契約外の作業や、緊急の出荷依頼といったイレギュラーな対応には、通常料金とは別のスポット料金(割増料金)が発生するのが一般的です。

緊急対応が頻発すると、コスト削減のために委託したはずが、かえって割高になってしまうケースもあります。計画的な発注と運用ルールの整備が必要です。

まとめ

この記事では、倉庫と物流に関する基礎知識として、物流倉庫の役割から種類、委託先の選び方、活用のメリット・注意点までを網羅的に解説しました。

物流は単なる「作業」ではなく、顧客満足度に直結する「戦略」の一部です。そして、その戦略の根幹をなすのが、お客様に届ける商品の「品質」をいかに維持するか、という点にあります。

特に、化粧品や健康食品、精密機器といったデリケートな商材を扱う企業にとって、「温度管理」は避けて通れない重要課題だと言えます。そこで問題解決におすすめしたいのが当社提供の温度管理システム「温タイム」です。

「温タイム」は、既存の倉庫や設備に後付けできるIoTシステムで、データ記録と帳票出力により、温度データは自動で記録・保存され、いつでも帳票として出力できます。さらに、取引先への品質保証レポートとしても活用できます。

物流のアウトソーシングと並行して、自社での品質管理体制をテクノロジーで強化することは、競合他社との差別化につながります。

詳細は、公式サイトからぜひご確認ください。

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